【AJレポート】AnimeJapan 2015開幕!ビジネスエリア国際色豊かに賑わう

2015.03.20

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国内最大のアニメ見本市AnimeJapan 2015が3月20日、開幕した。
ビジネスエリアは東京ビッグサイト会議棟1Fレセプションホールに設けられており、ライツホルダーである放送局・ビデオメーカー・出版社・制作会社らを中心に53のブースが展開。国内外のライセンスビジネスとした顧客がそれぞれ商談を行なっている。このなかには毎年7月にアメリカ・ロサンゼルスで開催される大型アニメイベントの「ANIME EXPO」や、シンガポールを拠点としたアジア最大規模のアニメイベント「Anime Festival Asia(AFA)」、変わったところではアニメ作中で使用されるフォントを扱うダイナコムウェアといった企業も含まれ、さまざまな形で出展している。

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各ブースに貼り付けられたポスターはすでに発表されている作品やこの春からの新作が中心となっているが、なかには気鋭の企業であるウルトラスーパーピクチャーズによる新しいアニメ枠「ウルトラスーパーアニメタイム」のように、意欲的な取り組みを国内外のライセンシーに向けて企画説明を行うなど、B to Bでのアピールにも活用されていた。
※作品内容の詳細については21日(土)13:25~14:00 メインエリアBLUEステージで公表。

 

また今年から設営された「アニメビジネスコンシェルジュ」ではアニメの業界団体である日本動画協会が窓口になって、さまざまな相談を受付けている。これまでアニメのビジネスに関わったことがない企業や版権商品化の窓口が分からない顧客に対してコラボレーションの案内・照会を行なっている。担当者によると製造メーカーやソフトウェア会社がアニメ作品とのコラボの照会を求めたり、地域のホテルがアニメとコラボをして誘客を図りたいという問いわせなどがあるそうだ。その場合、一社だけでなくいくつかを照会してもらって比較できるのがこのコンシュルジュを使うメリットになる。

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ビジネスエリアの設営は21日(10:00~17:00)まで。
21日は東展示棟 東1~6ホールのメインエリアで、一般のファンに向けた展示や現在放送中の作品、今春以降に放送・配信される新作を中心にさまざまなイベントが開催される。ファンの実際の反応をマーケティングしつつ、ビジネスマッチングを行なえる機会となるため、大勢のビジネス客で賑わいをみせることが予想される。

 

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AnimeJapan 2015
http://www.anime-japan.jp/

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文・AJ2015取材班