ネットで話題を集める「進撃のタイアップ」、映画版でも続々登場

2015.08.19

この夏、封切りになった映画版『進撃の巨人』。同時期に掲出された斬新なタイアップ広告の数々が、静かに話題を集めています。

 

 『進撃の巨人』は、諫山創が講談社「別冊少年マガジン」で連載している漫画作品で、これまでに単行本が17巻出版されています。海外でも”Attack on Titan”の名前で人気を博しており、全世界での累計発行部数は5000万部を突破する大ヒットを記録。いま、最も勢いのあるコンテンツのひとつといえるでしょう。

 同作のアニメ版は、これまでセブン-イレブンやピザハット、JRAなどとタイアップを展開してきました。同じように、この夏、映画版とのタイアップも盛り上がっているようです。その中のいくつかご紹介したいと思います。

 

 

■ロフト「進撃の夏LOFT」

main

 

インパクト抜群のビジュアル。こちらは7月、朝日新聞に折り込まれて発行された、ロフトとのタイアップキャンペーンの内容を掲載した「メガ新聞」の表紙です。キャンペーン中、店内では巨人を使用したPOP、映画内の効果音を使用した店内放送が流れていたそうです。

 

 

■TBC「進撃の美人」

 

img-female-kv02
img-female-kv01

 

さまざまな企業とコラボレーションすることで有名な同作ですが、こちらは初のエステティック業界とのタイアップとのこと。巨人に生えているムダ毛を征伐するかのようなビジュアルと、原作ファンにはおなじみのセリフを駆使したコピーライティングにも注目です!

 

 

■スパワールド世界の大温泉「進撃のスパプー」

 

_prw_PI1fl_MUAJ5jxy

 

大阪のスパ施設「スパワールド」が夏の広告キャラクターに選んだのは、柔道家の篠原信一さん。「リアル進撃の巨人」と言われているだけあって、ポスターにも違和感がまったくありません。キャンペーン期間中、館内には約6メートルの巨人バルーンや、篠原巨人の人形が複数体登場したそうです。

 

■an「親戚の巨人」

 

img_69019_1

 

よく「進撃の◯◯」というもじりかたをされているなかで、こちらは異色! 求人情報サービスanが、「あなたの親戚に、”巨人”はいませんか?」と呼びかけました。みごと選ばれた5名は、後日スペシャルムービーに出演するそう。どれだけ「巨人」であるのか、楽しみに待ちたいところです。

 

 

 『進撃の巨人』原作は、残酷なシーンも多いダークな世界観で知られています。しかし上記のように、タイアップとなると話は別。アニメ版とのタイアップの際にも、各キャンペーンにあわせてコミカルに描かれたキャラクターたちがが話題になりました。非現実的な物語が企業メッセージをとりこむことで生まれるおもしろみを、自覚的に活用する懐の広さも、『進撃』人気の理由のひとつかもしれません。

 

—-

■参考リンク

映画『進撃の巨人』公式サイト

http://www.shingeki-seyo.com/