ボルボ・カー・ジャパン株式会社は4月1日、エイプリル・フールに合わせて人気マンガ『ゴルゴ13』とコラボレートを発表。主人公・ゴルゴ13(デューク東郷)が、ボルボ社の最高安全責任者「ボルボ13」に就任したことマスメディアに公開しました。4月1日のみ限定公開されたスペシャル動画には、ボルボ・カー・ジャパンがデューク東郷に特命任務を依頼する光景を隠し撮りした映像がアップされ、話題となりました。
『ボルボ13』という新たな連載の形で、EPISODE 0~2までが一気に公開された。CVは玄田哲章が務めている。映像は劇画調で、木村社長も本映像用に描きおろされている。
1968年から小学館『ビッグコミック』誌で連載が開始されたさいとうたかおによる漫画『ゴルゴ13』は、現在も連載が続く長寿作であり、連載をまとめた単行本も177巻を数えています。キリッとした太眉と、常に冷静沈着、ダンディな性格が男の憧れとも言える主人公デューク東郷の認知度は、世代を超えて高いものだと言えるでしょう。企業とのコラボレートも断続的に行われており、養命酒製造株式会社が2013~2015年にわたって特設サイトを4度開設したほか、自衛隊岩手地方協力本部や厚労省など、自治体ともタッグを組んでいます。暗殺以外の任務も涼しげな顔でこなすデューク東郷の活躍は、漫画の世界を飛び出して確認することができるのです。
「出来る出来ないかではない。やるかやらないかだ!……」ビジネスライクのデューク東郷らしい発言を聞くことができる。
今回公開されたプレスリリースと動画では、ボルボ・カー・ジャパンの代表取締役社長・木村隆之が依頼主となっており、デューク東郷が、画期的な先進安全装備と、新しいチャイルド・セーフティの開発を手掛ける「最高安全責任者:ボルボ13」に就任したことが発表されています。動画では、劇画調に描かれた木村社長と、ボルボのバッチを身につけたデューク東郷が会談を行っている様子が、隠し撮り風の映像で描かれています。特命任務を引き受けたデューク東郷は、「ゴルゴ13型チャイルドシート」や「ながらスマホ抑制ギプス」を開発し、“ボルボ13”としてすでに活躍していることが明かされています。
EPISODE 1、EPISODE 2のタイトルバック。
もちろん、これはエイプリル・フール用に企画されたもの。ですが、「2020年までに、新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにする」という安全目標「VISION2020」を掲げ、安全技術の開発に取り組むボルボ・カー・ジャパンと、無敵のスナイパーであるデューク東郷とのコラボレートは、その“強さ”をイメージさせるのに最適な組み合わせであると言えるのではないでしょうか。