デルは、6月18日からNetflixで全世界独占配信されている、映画『泣きたい私は猫をかぶる(以下、泣き猫)』の公開を記念して、デルのSNS公式アカウントをフォローして、クイズに正解した人の中から抽選で『泣き猫』オリジナルグッズをプレゼントされる、「Dell x 泣きたい私は猫をかぶるコラボキャンペーン」を6月16日より開始しました。
キャンペーンの応募はTwitterとInstagramから可能で、いずれも公式アカウントをフォローする必要があります。Twitterではクイズの回答を三択いずれかを選択してツイートを行い、Instagramではキャンペーン投稿にコメントして回答を行います。
キャンペーンの詳細な情報については特設サイトをご確認ください。
https://dell-ambassador.com/campaign/nakineko/
『泣き猫』は、明るく陽気で周りから「無限大謎人間」と思われているが、本当は周りに気を遣い自分の感情を抑えて日々を過ごす女子中学生の笹木美代(ささき・みよ)と、彼女が熱烈な思いを寄せるクラスメート、日之出賢人(ひので・けんと)が主人公。ひょんなことから猫に変化する能力を手に入れた少女は、猫として可愛がられたことをきっかけに、同級生の日之出に恋をします。そして若者の抱えうる普遍的な悩みを引き金に、ファンタスティックな事件へと繋がっていくストーリーです。
当初『泣き猫』は6月5日に劇場公開を予定されていました。新型コロナウイルス(COVID-19)の状況を勘案し、4月27日に公開延期を発表。そこから数日で、Netflixでの全世界独占配信を行うと発表されました。新型コロナウイルスの影響で多くの劇場作品が予定通り公開できなくなっている中、急きょ配信という選択肢を柔軟に決めた劇場用アニメ作品はこれが初だと思われます。
アニメーションの持つ可能性。視聴者の共感呼ぶ作品を手掛けるスタジオコロリド
制作は、『ペンギン・ハイウェイ』(2018年公開)で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した、アニメーションスタジオ「スタジオコロリド」の長編アニメーション映画第2弾。スタジオコロリドはオールデジタル制作を目標とし、デジタル作画を中心に制作するスタジオです。今のアニメ制作は、作画の際に紙に書く旧来の作画方法と、デジタル画面に作画していくデジタル作画の両方が存在している状況ですが、その中でデジタルであることにこだわりを持っています。20代の若手クリエイターが多く、フレッシュで力強いデジタル作画の美しさや、特徴的なカメラワークなどが魅力です。
ここ何年かスマホのゲームアプリや、マクドナルド、カロリーメイトなど、視聴者が登場人物に感情移入できる、叙情的な作画や雰囲気のアニメーションを使ったCMを目にすることがあると思います。これらを精力的に作っていた制作会社のひとつがスタジオコロリドでした。
例えばマルコメ「料亭の味」CMシリーズは2014年3月放映以降、2020年までに全8作品が制作され、スタジオコロリドが手掛けた第3弾「夜食篇」はYouTubeでの動画再生が304万回、8作品の動画再生総数は1575万回を超えています。全作品に共通して家族の絆をテーマにしたこのシリーズは「心温まる作品」として非常に好評で、新作の放映が開始されるたびに、SNSなどで共感できる、泣けると話題になっています。アニメーションCMは単なる「宣伝」にとどまらず、「映像作品」として捉えられ、評価されている側面もあるようにみえます。アニメを見て育った世代が大人になったことで、アニメは「子どもの娯楽」から「全世代に訴求できるコンテンツ」へと変化しています。宣伝・プロモーション手法としての有効性が増しているのではないでしょうか。
デジタルアニメーションの制作環境を支えるデル
デルは、要望に合わせて製品をカスタマイズして中間業者を介さずに直接販売する、直接販売と受注生産を組み合わせた画期的なビジネスモデルで大きく飛躍した企業です。一方で、ダイレクト・モデルのイメージが強い分、「法人向け」「男性向け」「低価格」というイメージが強くなってしまった時期があり、当時は購入への意欲低下もみられたようです。そこからマーケティング方針を大きく変えるという判断をしていて、取組みのひとつにアニメやキャラクターとのコラボがあります。
2018年は『ペンギン・ハイウェイ』特別コラボキャンペーンで、制作現場で使用されているでXPS 13を抽選で1名にプレゼントするというものでした。2019年はキャラクターとしても人気が高い初音ミクとコラボしたノートパソコンを数量限定で発表しています。アルミ製天板に初音ミクのイラストをレーザー刻印した製品でした。そして2020年は『泣き猫』とのコラボキャンペーンです。
デルは、オールデジタル制作を目標とし、デジタル作画を中心に制作しているスタジオコロリドと、制作機材で提携を結んでいます。『泣き猫』キャンペーンサイトでは公開を記念して、スタジオコロリドがデルのデバイスを用いて、どのようにアニメーション制作が行われているか、13型ノートパソコン「New XPS 13」など、スタジオのデジタル環境や『泣き猫』の見どころなどを中心に、アニメーションプロデューサー鈴木孝輔が話すインタビュー記事が公開中です。
デジタル作画の未来をひらくスタジオコロリドの制作環境とは。
https://dell-ambassador.com/interview/11/
デルはワークステーション製品が2020年第1四半期までに日本でシェア1位になったと発表しています。国内のワークステーション市場全体が前年同期比で9.7%減となっているなかで、デルは前年同期比で4.7%増の成長を見せています。特にモバイルワークステーションについては、前年同期比で出荷台数が32.4%増とシェアを大きく伸ばしたそうです。また業種別では、メディア、エンタメ業界からの引き合いが増えたことを挙げています。アニメやキャラクターなどのコラボから、デルの機材に興味を持ってもらうきっかけに繋がり、売上増加へ少なからず貢献していそうです。来年はどんなコラボをするのか、動向が楽しみですね。
【キャンペーン概要】
Dell x 泣きたい私は猫をかぶるコラボキャンペーン
応募期間:6月16日~7月6日23時59分
・Dell x 泣きたい私は猫をかぶるコラボキャンペーンサイト
https://dell-ambassador.com/campaign/nakineko/
・デルアンバサダーページ
https://dell-ambassador.com/interview/11/
・『泣きたい私は猫をかぶる』公式サイト
https://nakineko-movie.com/
・『泣きたい私は猫をかぶる』公式Twitter
@nakineko_movie
・『泣きたい私は猫をかぶる』公式Instagram
@nakineko_movie
・『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト
https://penguin-highway.com/