【Japan Expoレポート】空前の日本食ブームがパリに到来中!会場でのフードコートを大調査(前編)

2015.07.10

 

Japan Expoの会場があるフランス・パリでは、もはや当たり前の存在になった日本食。2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、Japan Expoの会場でも日本食のファストフードを提供するフードコートがいくつも出展されていた。前編では、主に現地の企業が出展していたブースを紹介する。

■astu astu

 

 

フランスで、お好み焼きやたこ焼きをはじめとした日本食を提供するastu astu。Japan Expoでは毎年、たこ焼きの実演販売を行っている。お好み焼きの調理過程はフランス人に目新しく映るようで、通路を歩いている人も足を止めて覗き込んでいた。たこ焼きの価格は、6個で9ユーロ、8個で11ユーロ。たこ焼きとしては割高感を感じるが、常時100人ほどの大行列ができていた。atsu atsuでは、NARUTOとのコラボで、アニメ・マンガファンの心をつかんでいた。

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■mabento

 

 

フランスでは、日本食の他にも「弁当」ブームが起こっている。Japan Expoに出展しているmabentoは、パリ市内で弁当を販売する専門店の1つである。ブースでは主に丼もの(南蛮丼・牛肉丼・タコライス)を提供しており、変わり種としてアップル餃子も販売していた。

 

 

■ONIGIRI YA

 

 

ONIGIRI YAは、おにぎりに特化したブースである。おにぎりは、様々なアニメやマンガに登場することからそれらのファンの間で知名度はあるものの、フランスでは寿司ほど食べる機会がない日本食である。そういうこともあり、1個で3ユーロ、3個で10ユーロと安くはない値段であるが人気を集めていた。

 

 

■SHINANO

 

 

パリに日本食レストランを構えるSHINANOはJapan Expoの常連で、イベントで日本料理を広めた第一人者である。どんぶり、弁当、おにぎりなど多彩なメニュを提供していたが、中でも茹でたてが食べられるということもあって、うどんが一番の人気であった。

 

 

■MOG MOG JAPON

 

 

MOG MOG JAPONはユーロジャパンクロッシングが発行する、パリの日本食レストランガイドであり、同冊子のPRも兼ねて出展である。おにぎりに特化したブースである。屋台を模したブースでは、おにぎりやカレー丼・餃子丼のほか、3ユーロでカップ麺の提供もおこなった。

 

 

■SUSHI 4 YOU

SUSHI 4 YOUは、パリで寿司のケータリングや料理教室などを提供するサービスである。ブースでは、実際に職人が寿司を握ったり巻いており、多くの人が足を止め購入していた。

  

 

■JAPAN DAILY

 

 

JAPANDAILYは寿司をスーパーに卸したり、給食やケータリングとして提供する企業である。会場ではにぎり寿司や巻き寿司のほか、ちらし寿司などをリーズナブルな値段で提供していた。

  

 

■mon panier d’asie

 

 

mon panier d’asieは、パリに店舗を構えるアジア食材店である。天ぷらや唐揚げのほかにも、アジア食材店らしく餃子や春巻きなどの揚げ物中心のメニューを提供していた。そのほかに、Mochi Glacé(雪見だいふくのようなもの)も販売しており、熱気につつまれる会場で人気を博していた。

 

 

後編では、日系企業により出展されたブースを紹介する。

※食品輸入規制の関係上、日本からEUへの食品持ち込みの際には申請が必要となります。
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文・Japan Expo取材班