2015年8月14日から3日間、東京ビッグサイトにてオタクの祭典「コミックマーケット88」(以下コミケ)が開催された。今回のコミケには、準備会の発表によると、のべ55万が来場。最終日の3日目には、1日で21万人が東京ビッグサイトに集まったようだ(※1)。
これだけの人数が集まって問題になるのが携帯電話の通信混雑の問題。スマートフォンの普及にともない、2010年頃から各携帯キャリアが車載型基地局をコミケ会場に派遣するようになった。ところが、2013年の夏コミで状況が一変。auが突如「痛車」仕様の基地局を投入したことにより、現在では大手3社すべてがコミケをPRの場として活用している。この記事では、今回各社が実施したキャンペーンを一挙に紹介する。
■NTTドコモ
NTTドコモは、人気アニメ「ラブライブ!!」のラッピングを施された基地局を投入。企業ブースには関連企業のアニメ見放題サービスの「dアニメストア」が出展しており、それと連動したコラボレーションとなっている。
また、dアニメストアではコミケの開催を記念して、dアニメストアで配信している人気作品とコラボしたカラクリ装置「ファンタスティック・アニメ・マシーン」を開発。YouTubeでの公開のほか、企業ブースでも放映されていた。
■ソフトバンク
ソフトバンクは、女性に圧倒的な人気のある「うたの☆プリンスさまっ♪」とコラボ。こちらも、ソフトバンクが提供する「アニメ放題」のキャンペーンの一環として実施。コミケ開幕2日前の12日には、「うたプリ」を愛するソフトバンク社員が集まって、同作品のエンディング曲を本気で踊る動画をYouTubeに投稿し、ネットでの話題を集めた。
■au
auは前出の2社とは異なり、オリジナルのキャラクターを起用。基地局には、TVCMの「三太郎」シリーズを「乙女ゲーム風」に二次元化したキャラクターが「ねぇ、俺のキビ団子、食べない?キミと一緒に倒したいんだ、鬼を」「キミ、熊と戦ったことある?ちなみにオレ…あるよ!」「一緒に行っちゃおっか、竜宮城。俺と玉手箱…開けて?」といったコメントと供に描かれていた。
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※1コミックマーケット準備会によるツイート
https://twitter.com/comiketofficial/status/632844545630191616)
■コミックマーケット公式サイト
http://www.comiket.co.jp/
■NTTドコモ 特設サイト
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/CF/comike88
■ソフトバンク 特設サイト
http://animehodai.my.softbank.jp/feature/kimitotsunagaritai/
■au 特設サイト
http://www.au.kddi.com/pr/comic/