17日、株式会社ドワンゴが、大型イベント「ニコニコ超会議2016」の新企画および詳細などを発表しました。
【NTT初協賛! 千葉ロッテと連動して「超野球」も初開催】
株式会社ドワンゴが17日、六本木の「ニコニコファーレ」にて、日本最大級の動画サービス「ニコニコ動画」の大型イベント「ニコニコ超会議2016」に関して新企画および詳細を発表しました。プレゼン資料が160枚超におよび、発表時間は1時間半の長丁場だったにもかかわらず、来場したユーザーの熱気と歓声で終始盛り上がりました。
ニコニコ超会議は、株式会社ドワンゴが中心となって幕張メッセ(1〜11ホール)で毎年開催する、ユーザー一体型のリアルイベントです。「ニコニコ動画のほぼ全てを地上で再現する」をコンセプトに、「歌ってみた」「踊ってみた」「アニメ」「ゲーム」「技術部」「料理」「政治言論」「囲碁将棋」など、ニコニコのあらゆるカテゴリを網羅。2015年4月末に開催された「ニコニコ超会議2015」では、会場来場者数が15万1,115人、ネット来場者数が794万495人を記録しました。
今年のニコニコ超会議は、4月29(金・祝)、30日(土)の二日間にわたって開催されます。開催にあたっては、特別協賛としてSUZUKI、大和証券、そして超特別協賛NTTなどが大々的に紹介されました。株式会社ドワンゴ取締役の夏野剛は「今回は(超会議を)やめようと思っていた。そこに超特別協賛が入ったおかげで2016も開催できるようになった。NTT様ありがとうございます」と感謝の念を述べ、深々と頭を下げる場面もありました。
初日4月29日には、QVCマリンフィールドで実施されるパ・リーグ公式戦「千葉ロッテマリーンズ 対 北海道日本ハムファイターズ」とコラボレーションして「超野球」を初開催。超会議の入場券(半券)を持った来場者は、同企画専用の観戦エリアにて、追加料金なしで試合観戦ができます。また、「超野球ユーザー生放送」や同企画のキャプテンにして元プロ野球選手の里崎智也さんと一緒に行うジェット風船のお片づけが実現しました。なお、29日が雨の場合は翌日4月30日の試合で実施する見込み。
「超野球」の発表時。会場には、スペシャルアドバイザーとして元プロ野球選手の里崎智也も登場。
当日は風船拾いにも参加するとのこと。当日の対戦相手は北海道日本ハムファイターズ。
大谷翔平選手が先発するかも?
【NHK大河ドラマ「真田丸」、JR各社もコラボレーション 】
毎年、企画・準備・運営がユーザー主体のエリア「まるなげひろば」で自作の武器等が展開されることにちなんで、岐阜県関市の刀匠が来場して「超刀剣」ブースを設置します。同ブースでは、重要刀剣に指定されている日本刀「兼元」「兼定」が会場に展示される予定。
続けてNHK大河ドラマ連動企画「超・真田丸」も発表。左官・挾土秀平(はさどしゅうへい)さんによるオリジナル題字「超・真田丸」を巨大土壁に描くライブパフォーマンスや甲冑展示が展開されます。スペシャルゲストの来場予定が明かされると、出演中の俳優・大泉洋を希望する声が多数挙がりました。
鉄道ファンに人気のブース「向谷実 Produce! 超鉄道」では、103系トレインシミュレータとホームドアを使った運転士体験も実施します。またJR西日本、東海、東日本と連携し、大阪駅から海浜幕張駅をつなぐ「超会議号」特別運行ツアーを実現。寝台夜行電車583系車両「超会議号」を貸しきって運行する。定員は100人以下にし、車内にユーティリティエリアを設置する模様。
また、西武鉄道や京浜急行などの鉄道会社に加え、信号機・自動改札機等の製造を行なう大手メーカー・日本信号株式会社も協力会社として多数参加することに触れ、超会議に注目していることを明かし、「これからは先着順で鉄道会社の出展が決まるのでは」と語った。
「向谷実 Produce! 超鉄道」の発表時。
「正月からずーっと言いたくて、溜めに溜めました。今年はヤバイです」と興奮ぎみに企画説明を行なった向谷実さん。
説得に半年かかったという大阪駅発ー海浜幕張駅着の特別経路が発表されると、
会場から歓声と拍手が巻き起こりました。
今回の発表会では、”人類立ち入り禁止ブース”を設けた「超ドローン」、「超音楽祭」「超歌ってみた」「超踊ってみた」「超演奏してみた」「超ホラーゲームお化け屋敷」など他多数の企画について詳細を解説。また過去最少規模の新イベント「ニコニコ家会議」の実施も発表されました。
入場券は前売券が1500円、当日券が2000円、2日通し券が2500円。数量限定の優先入場券は、1日指定券が1600円、2日通し券が2700円(※ニコニコ三井住友VISAカードを一般入場券と一緒に提示すると、優先入場口の利用可)。今回より団体入場券(1団体15人より申し込み可)も、1日指定券が1500円/人で販売されます。
他企画については、3月24日の第2回発表会で追加発表する予定。
「若者やインターネットユーザーのニーズをつかむのが難しい」と言われる昨今、ユーザー主体の巨大イベントとして、年々企業の注目を集めるニコニコ超会議。今年も企業・メーカー・各種団体を巻き込んだ”本気のバカ企画”が楽しめそうです。
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■「ニコニコ超会議2016」公式サイト
http://www.chokaigi.jp/